東京都足立区より-カーコーティング施工|ランクル250

いつもarinomama Tokyo Baseをご利用いただきありがとうございます。
なかなか投稿の時間が取れず久しぶりの更新となりましたが、今回は東京都足立区よりご来店いただいた新車のトヨタ・ランドクルーザー250の施工事例をご紹介します。
ご依頼内容は、ボディ全体のセラミックコーティング施工と、窓ガラス全面の撥水コーティングです。
納車されたばかりの新車ということもあり、ボディのコンディションは非常に良好でしたが、より完璧な仕上がりを目指して、まずは下地処理から丁寧に進めていきます。
それでは、作業前の状態チェックからスタートです。





足回りやフロントグリルには、軽い汚れや水ジミが見られました。
新車といえども、輸送や保管の過程でどうしても細かな汚れが付着することがあります。
これらを専用のケミカルを使用して丁寧に洗浄し、塗装面や樹脂部分をスッキリとした状態に整えていきます。

それでは、いよいよ作業スタートです。
まずはタイヤハウスから。高圧洗浄機を使用し、泥や砂などの汚れを丁寧に洗い流していきます。
見落としがちな部分ですが、ここをしっかりと洗浄しておくことで、仕上がりの清潔感と全体の完成度が大きく変わります。


続いて、今回は新作のタイヤコーティングを施工するため、古くなったタイヤワックスをしっかりと除去していきます。
ホイール&タイヤクリーナーを全体にスプレーし、専用ブラシで軽くブラッシング。
汚れを浮かせることで、ゴム本来の質感を取り戻し、後に施工するコーティングの密着性を高めます。



ホイールも、普段の洗車では手が届きにくいナット周りの隙間やリム内側まで、専用ツールを使ってじっくり洗浄します。
細部のブレーキダストや固着汚れを丁寧に落とすことで、見た目の清潔感はもちろん、後工程の脱脂・コーティング定着性も高められます。


足回りの洗浄が終わったら、次はプレウォッシュと鉄粉除去の工程に入ります。
新車とはいえ、輸送時や保管中に目に見えないレベルの鉄粉が付着していることがあります。
そのため念のため2回に分けて鉄粉除去剤を使用し、反応を確認しながら丁寧に処理しました。
ボディ表面のざらつきをしっかりと取り除くことで、次の下地処理やコーティング施工の精度をより高めていきます。

鉄粉除去が完了したら、続いてカーシャンプーによる再洗車を行います。
この工程は、鉄粉除去剤などのケミカル成分を完全に洗い流すために欠かせません。
残留成分がボディに残ってしまうと、後のコーティング施工時に密着不良を起こす原因になるため、丁寧に泡立てたシャンプーで全体をしっかり洗浄し、清潔な状態に整えます。

次は、窓ガラスの油膜除去作業に入ります。
「新車でも油膜除去は必要ですか?」というご質問をよくいただきますが、実際には新車でも油膜はしっかりと付着しています。
濡らしたクロスで軽く撫でるだけでも、ご覧の通りガラス全面にうっすらと油膜が確認できました。
この油膜をきちんと除去しておくことで、後に施工するガラスコーティングの密着性と撥水性能を最大限に引き出すことができます。

右側が施工前、左側が施工後の状態です。
わずかな違いに見えても、油膜をしっかり除去しておくかどうかで、ガラスコーティングの密着性や撥水の持続性が大きく変わります。
この一手間を丁寧に行うことで、仕上がりの透明感だけでなく、コーティングの耐久性にも大きく差が出ます。

サイドガラスの上部は、窓を少し下げてから作業を行います。
通常はバイザーに隠れて見えない部分ですが、この箇所にも油膜や汚れが付着していることが多いため、見えないところまで丁寧に処理します。
こうした細部まで手を入れることで、仕上がりの均一さと撥水コーティングの効果をしっかりと維持できるようになります。

窓ガラスの油膜除去が完了したら、次はボディ表面に付着した水シミ(ミネラル汚れ)の除去に移ります。
これらのシミは通常の洗車では落としきれないため、酸性タイプのクリーナーを使用し、パネルごとに確認しながら一つひとつ丁寧に処理していきます。
こちらが施工前の状態です。

こちらが施工後の状態です。
地味に見える工程ですが、実はこの作業こそが最終的な艶やコーティングの定着に直結する、とても重要なステップです。
エンブレム周りやモールの隙間など、細かな部分についても同様の手順で丁寧にクリーニングを行い、下地を完全に整えていきます。

すべての洗浄工程が完了したら、次は研磨作業に移ります。
この工程では、ボディ表面に残る微細な洗車キズやくすみを丁寧に取り除き、塗装が持つ本来の艶と深みを引き出していきます。
研磨はただ光沢を出すためだけでなく、コーティング剤をしっかり密着させるための重要な下地づくりでもあります。

細かなパーツもポリッシャーを使い分けながらとにかく時間をじっくりかけて磨き上げていきます。

そしてご覧の通り、屋外では一見目立ちませんが、新車でも細かな傷は存在します。

こちらが研磨後の状態です。
照明を当てても傷が確認できないほど、クリアで滑らかな塗装面に仕上がりました。
塗装本来の色味と艶がしっかりと際立ち、まさに新車以上の光沢感です。

全体の研磨が完了したら、次はコンパウンドの残留成分をしっかりと除去します。
この工程を怠ると、コーティングが均一に定着せず、耐久性にも影響が出てしまうため非常に重要です。
servFacesの脱脂剤を使用し、塗装表面を完全にすっぴんの状態に整えることで、コーティング剤がしっかりと密着し、理想的な保護膜を形成できるようにします。

いよいよコーティング施工に入ります。
今回のお客様は屋外でお車を保管され、日常的に使用されるとのことでしたので、ウォータースポットや汚れが付着しても専用ケミカルで簡単に落とせるよう、薬品耐性と耐久性に優れたservFaces(サーブフェイス)の最高級セラミックコーティングを選定しました。
特にランドクルーザーのような大型車両は、日々の手洗い洗車がどうしても大変になりがちです。
そのため今回は、普段のお手入れを少しでも楽にしていただけるよう、サービスとしてボンネットとルーフ部分に限り、贅沢に2層コーティングで仕上げています。
これにより、より深い艶と高い保護性能を両立させました。


研磨によって引き出された塗装本来の光沢に、セラミックコーティングの深い艶が重なり、圧倒的な存在感のある仕上がりとなりました。
光の映り込みも美しく、どの角度から見ても滑らかで立体的な艶感を感じていただけます。

最後にタイヤコーティングを施工し、全体の印象を引き締めていきます。
ツヤを与えつつも自然な黒さを保ち、ボディとのバランスが整った上質な仕上がりです。
使用しているタイヤコーティングは水性タイプのため、ゴムへの負担が少なく、約3ヶ月ほど効果が持続します。
艶の持ちやすさと作業性のバランスに優れた、当店おすすめのアイテムです。

コーティング施工後は、一定時間をかけてしっかりと硬化させたうえで、最終の定着確認を行います。
硬化が進むことで被膜が安定し、コーティング本来の性能を最大限に発揮できる状態になります。
確認の結果、撥水はしっかりと立ち上がり、水滴がきれいに弾かれる状態に。
手触りもサラサラでツルツルとした滑らかな質感となり、塗装面の保護と艶感の両立が実現しました。

お客様にも大変ご満足いただき、私たちとしても嬉しい限りです。
コーティング施工後は、美しい状態を長く保つために、正しいメンテナンスがとても重要です。
ご納車時には、日々のお手入れ方法や注意点についても丁寧にご説明させていただきました。
この度は、数あるショップの中からarinomama Tokyo Baseをお選びいただき、誠にありがとうございました。
今後も定期メンテナンスを通して、最高の状態を維持できるようしっかりとサポートさせていただきます。
\この記事をSNSでシェア!/